コーリヤ族(読み)コーリヤぞく(その他表記)Koliya

改訂新版 世界大百科事典 「コーリヤ族」の意味・わかりやすい解説

コーリヤ族 (コーリヤぞく)
Koliya

インドブッダ仏陀)時代の部族の一つでクシャトリヤ階級に属する。その国家は部族共和制の組織をもっていた。ローヒニー川をはさんでシャーキャ(釈迦)族と隣接し,両部族は婚姻関係によって結ばれていた(ブッダの母のマーヤーMāyā夫人はこの部族出身とされている)。ローヒニー川の水利をめぐる両部族の争いをブッダが仲裁した話は有名。ブッダの死後,コーリヤ族は仏骨の一部を手に入れ,塔を建立したという。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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