ゴットル=オットリリエンフェルト(英語表記)Gottl-Ottlilienfeld, Friedrich von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ゴットル=オットリリエンフェルト
Gottl-Ottlilienfeld, Friedrich von

[生]1868.11.13. ウィーン
[没]1958.10.19. フランクフルトアムマイン
ドイツの経済学者。ハイデルベルク大学に学び,同大学講師を経て,ブリュン (現ブルノ) 工科大学 (1902~08) ,ミュンヘン工科大学 (08~20) ,ハンブルク (20~24) ,キール (24~26) ,ベルリン (26~38) の各大学教授を歴任。経済学における自然科学的方法を排し,超個人的社会構成体を中心とした経済生活を対象とすべきであるとした。ナチスが台頭するに及び,その全体主義思想を基礎づけるものとして重んじられた。主著『経済の本質と根本概念』 Wesen und Grundbegriffe der Wirtschaft (33) ,『民族国家・経済・法律』 Volk,Staat,Wirtschaft und Recht (36) 。

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