ゴニアタイト類(読み)ごにあたいとるい(英語表記)Goniatitida

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴニアタイト類」の意味・わかりやすい解説

ゴニアタイト類
ごにあたいとるい
Goniatitida

軟体動物頭足類のアンモノイド(アンモナイト)類の一群(目)。古生代デボン紀中期からペルム紀二畳紀)にかけての海に大発展を遂げたが、ペルム紀末(約2億5100万年前)にほかの無脊椎(むせきつい)動物の大部分とともに絶滅した。一般に小形で球状ないし平盤状の殻をもち、表面装飾は弱い。縫合線は単純で、一次の凹凸からなるゴニアタイト型である。時代決定に有効な類が多い。

[棚部一成]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android