サトヤ・ナデラ(読み)さとや・なでら(英語表記)Satya Nadella

知恵蔵 「サトヤ・ナデラ」の解説

サトヤ・ナデラ

マイクロソフト社のCEO(最高経営責任者)。1967年、インド中南部アーンドラ・プラデーシュ州のハイデラバード生まれ。創業者で初代CEOのビル・ゲイツ、2代目CEOスティーブ・バルマーに継ぐ3代目CEOとして、2014年2月に就任した。就任当時は46歳。趣味はクリケットと詩を読むこと。
米サン・マイクロシステムズを経て、1992年にマイクロソフト社に入社。サーバ部門、ビジネスソリューション部門などを担当した後、2008年にオンラインサービス部門へ異動し、同社の検索エンジン「Bing」の立ち上げや、米ヤフー社との提携を手掛けた。また、11年には、同社の看板製品である「Windows Server」や「SQL Server」などを扱うサーバ&ツール部門を統括した。
13年には、マイクロソフト社で、「One Microsoft(一つのマイクロソフト)」という合言葉のもとに、これまでの製品部門ごとでの独立した組織運営を見直し全社で統一した戦略を行う大規模な組織再編が行われた。その後、サトヤ・ナデラは、再編された新グループであるクラウド&エンタープライズエンジニアリング部門を経て、CEOに至った。
クラウドサービス全てユーザー、全てのデバイスへつなげていくことを掲げたサトヤ・ナデラは、14年3月にアップル社のiPadWordExcelなどのドキュメントが閲覧できる「Office for iPad」を、自ら発表。同年の4月3日(現地時間)には、「Office for iPad」の「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」のダウンロード数は1200万本を突破したと発表された。

(横田一輝  ICTディレクター / 2014年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

現代外国人名録2016 「サトヤ・ナデラ」の解説

サトヤ ナデラ
Satya Nadella

職業・肩書
実業家 マイクロソフトCEO

国籍
米国

生年月日
1967年

出生地
インド・ハイデラーバード

本名
Nadella,Satyanarayana

学歴
ウィスコンシン・ミルウォーキー大学,シカゴ大学ビジネススクール

学位
M.B.A.

経歴
インドの大学で電子工学を学んだ後、渡米。シカゴ大学経営ビジネススクールでM.B.A.を取得。米サンマイクロシステムズ(現・オラクル)を経て、1992年マイクロソフトに入社。2007年オンラインサービス部門上級副社長、2011年クラウド・エンタープライズグループ上級副社長を経て、2014年2月第3代マイクロソフトCEO(最高経営責任者)に就任。同年統合ソフト「オフィス」を発表し、脱ウィンドウズ依存戦略の一端を示した。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

知恵蔵mini 「サトヤ・ナデラ」の解説

サトヤ・ナデラ

実業家。1967年、インド・ハイデラバード生まれ。92年、米国のサン・マイクロシステムズ社から世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社であるマイクロソフト社に移り、サーバ部門、ビジネスソリューション部門など技術部門で活躍。2008年、オンラインサービス部門の上級副社長に就任。11年、サーバ&ツール部門社長に就任。13年7月、同社の組織再編に伴い、クラウド&エンタープライズエンジニアリング部門の上級副社長に就任。14年2月4日には、ビル・ゲイツ、スティーブ・バルマーに次ぐ3人目のCEO兼取締役に就任した。

(2014-2-6)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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