世界大百科事典(旧版)内のサララシンの言及
【血圧降下薬】より
…カプトプリルは,アンギオテンシンIからIIへの変換酵素を阻害する薬物で,血圧降下作用を示す。サララシンは,アンギオテンシンのアミノ酸配列を一部置換した構造をもち,アンギオテンシンの作用に拮抗する。 以上高血圧の治療に使われる薬物のおもなものについて述べたが,広義の血圧降下薬としては,そのほかにヒスタミン,ブラジキニン,カリクレイン,アセチルコリン,亜硝酸アミル,ニトログリセリンなど強い血管拡張作用によって血圧を下降させるものが多数ある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」