サルシャール(読み)さるしゃーる(英語表記)Sarshār

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サルシャール」の意味・わかりやすい解説

サルシャール
さるしゃーる
Sarshār
(1846―1903)

インドのウルドゥー語作家、詩人翻訳家。ラクナウに生まれる。1878年にラクナウの日刊紙『アワド・アフバール』の編集者となり、同時にラクナウを舞台にした長編物語『アーザード物語』(1880)を1年間にわたって連載し、一躍有名になった。セルバンテスの『ドン・キホーテ』の翻訳『神の裁き手』(1903)など、十数編の作品がある。

鈴木 斌]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android