サンタンドレ大聖堂(読み)サンタンドレダイセイドウ

デジタル大辞泉 「サンタンドレ大聖堂」の意味・読み・例文・類語

サンタンドレ‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【サンタンドレ大聖堂】

Cathédrale Saint-André》フランス南西部、ジロンド県の都市ボルドーにある大聖堂。11世紀の創建。その後、14世紀頃まで増改築が繰り返された。北側の入口「王の門」に施された「最後の審判」の彫刻ゴシック様式の傑作とされる。サンティアゴ‐デ‐コンポステラの巡礼路の一部として、また、ガロンヌ川沿いの歴史地区「月の港ボルドー」の建造物の一として、二つの世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のサンタンドレ大聖堂の言及

【ボルドー】より

…サント・クロア教会(12世紀)のファサードは,玄関両横にめくらアーチを備え,飾迫持(かざりせりもち)には獣をつっつく鳥のモティーフを繰り返すなど,サントンジュ地方のロマネスク様式に近い。サンタンドレ大聖堂は,〈王の玄関〉(13世紀中ごろ)の最後の審判を表すタンパン,入口左右の使徒像,上方アーケードの人像などゴシック期の優れた彫刻群で知られる。サン・スーラン教会南側にも最後の審判を中心とする玄関構成が保存されている。…

※「サンタンドレ大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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