サンティアゴデコンポステラ大聖堂(読み)サンティアゴデコンポステラダイセイドウ

デジタル大辞泉 の解説

サンティアゴ‐デ‐コンポステラ‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【サンティアゴデコンポステラ大聖堂】

Catedral de Santiago de Compostela》スペイン北西部、ガリシア州の宗教都市サンティアゴ‐デ‐コンポステラにあるロマネスク様式の大聖堂。9世紀にアルフォンソ2世により建造、10世紀末にイスラム教徒に破壊された後、11世紀から12世紀にかけて再建。その後も増改築が繰り返され、ロマネスクからゴシック様式の移行期における傑作とされる彫刻家マテオによる聖堂正面「栄光の門」やスペインバロック様式の主祭壇などが制作された。中世以来、十二使徒聖ヤコブの墓を納めるヨーロッパ随一の巡礼聖堂として知られる。1985年、サンティアゴ‐デ‐コンポステラの旧市街が世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android