旺文社世界史事典 三訂版 の解説
サンフランシスコ平和(講和)条約
サンフランシスコへいわ(こうわ)じょうやく
朝鮮戦争を機に1951年調印,52年4月28日発効。ソ連・ポーランド・チェコスロヴァキアは調印を拒否,インド・ビルマ・ユーゴスラヴィアは欠席,中国は招かれず全面講和とはならなかった。前文と27条からなり,ポツダム宣言にもとづき,明治以降日本が併合した全領土の放棄,軍事力撤廃,賠償支払いなどを決定。沖縄・小笠原はアメリカの施政下に置かれた。同時に日米安全保障条約が結ばれ,日米行政協定も同時に発効して,日本の対米依存が強まった。
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