サン・ゴバン(英語表記)Compagnie de Saint-Gobain-Pont-à-Mousson

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サン・ゴバン」の意味・わかりやすい解説

サン・ゴバン
Compagnie de Saint-Gobain-Pont-à-Mousson

フランスの建材,包装容器メーカー。ルイ14世のもとで 1665年に設立された Manufacture Royale de Glaceを起源とする。1692年に王立のガラス製造業者となる。1830年会社組織となり,1955年現社名に改称。1970年大手鉄鋼メーカーのポンタムッソンと合併。1988年アメリカ合衆国の絶縁材有力メーカーのサーティン=ティードを買収して建築資材業界へ進出。1986年に株式公開し,フランス政府からの民営化第1号となる。事業内容は板ガラス,絶縁材,各種補強材,石綿セメントなどの建設資材,エンジニアリング,各種鉄管・鋼管,プラスチックパイプ,ガラス容器や紙・パルプなどの包装資材を生産するほか,建設部門,流通部門など傘下多数の子会社とともに経営する。

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