サン-ルイス歴史地区(読み)サンルイスれきしちく

世界遺産詳解 「サン-ルイス歴史地区」の解説

サンルイスれきしちく【サン-ルイス歴史地区】

1997年に登録された世界遺産(文化遺産)。サン・ルイスは、ブラジル北東部マラニャン州の州都サン・マルコ湾とサン・ジョゼ湾との間にあるサン・ルイス島に位置し、1612年にブラジルで唯一、フランス人が建設したことから、フランス国王ルイ13世の名にちなんで命名された。1615年にはポルトガル人に占領され、綿花砂糖輸出で繁栄した。当時ポルトガル人が建てた装飾タイル(アズレージョ)で覆われた豪勢な邸宅セー教会大聖堂要塞といった歴史的建造物などが、人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、世界遺産に登録された。◇英名はHistoric Centre of São Luís

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android