サーマルピンチ効果(英語表記)thermal pinch effect

法則の辞典 「サーマルピンチ効果」の解説

サーマルピンチ効果【thermal pinch effect】

アーク放電路を,空冷または水冷方式で強制的に冷却したとき,生じたプラズマ柱が細く絞られる現象.「熱的ピンチ効果」とも呼ばれる.プラズマでは電気的エネルギー供給を受け,熱伝導や対流などで失われる熱エネルギー損失と釣り合った状態にあるのだが,冷却を受けると,熱エネルギー損失が大きくなるので,表面積を小さくして釣合をとるために径が小さくなる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android