シエン・クアン
しえんくあん
Xieng Khouang
ラオス中部にあるシエン・クアン州の州都。首都ビエンチャンの北北東200キロメートル、チャン・ニン高原の標高1200メートルに位置する。南西60キロメートルにラオスの最高峰ビア山(2820メートル)がそびえる。周辺はメオ人が多く居住し、ケシや鉄鉱石の産地として知られる。近郊のムオンスイ周辺はジャール平原とよばれ、古代人の墓といわれる大きな壺(つぼ)が並ぶ遺跡がある。
[菊池一雅]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例