シガツェ(日喀則)地区(読み)シガツェ(英語表記)Xigaze

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シガツェ(日喀則)地区」の意味・わかりやすい解説

シガツェ(日喀則)〔地区〕
シガツェ
Xigaze

中国西南地方,チベット (西蔵) 自治区南西部の地区。シガツェ市ほか 17県から成り,行政中心地はシガツェ市。ヤルン川の上流部の谷を中心とし,南はチョモランマ (珠穆朗瑪) 山 (エベレスト) などを含むヒマラヤ山脈,北はカンティセ (岡底斯) 山脈にはさまれる。谷は自治区の穀倉地帯の一部で,ハダカムギコムギなどを栽培し,緩傾斜地では牧畜が盛んである。谷に沿ってシンツァン (新蔵) 道路が貫通しており,ギャンツェ (江孜) 県,ヤトン (亜東) 県を経てカトマンズに通じる中国-ネパール友好道路が分岐している。人口 54万 9168 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android