シガツェ(日喀則)市(読み)シガツェ(英語表記)gzhis ka rtse; Xigaze

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シガツェ(日喀則)市」の意味・わかりやすい解説

シガツェ(日喀則)〔市〕
シガツェ
gzhis ka rtse; Xigaze

中国西南地方,チベット (西蔵) 自治区南部の市。シガツェ地区の行政中心地。ヤルン川とニャン (尼洋) 川の合流点,標高 3870mの谷にある。 1447年建立のタシルンポ寺があり,ラサ (拉薩) に次ぐチベット第2の政治,宗教の中心地であった。解放後も商工業の中心地として自治区第2の発展をとげており,付近にトンガ (東が) 炭鉱や水力発電所が開発され,機械,食品,皮革,印刷,自動車修理などの小工場が建設された。またチベット絨毯,馬具,チベット靴などの伝統的手工業も盛んである。シンツァン (新蔵) 道路が通り,ヒマラヤ山中のシッキムネパールへの道路が分岐する交通の要衝でもある。人口7万 9337 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android