シジミ(蜆)(読み)シジミ

百科事典マイペディア 「シジミ(蜆)」の意味・わかりやすい解説

シジミ(蜆)【シジミ】

シジミ科の二枚貝の総称。日本産は3種。ヤマトシジミは高さ3.5cm,長さ4cm,幅2.5cmくらいで,漆黒色。幼貝は黄褐色。日本全国の河口,潟などの汽水域にすみ,卵生マシジミは高さ3.5cm,長さ4cm,幅2cmくらい,黒色で光沢は鈍く,幼貝は緑黄色,成長に従って焦げたような黒斑ができる。全国の河川湖沼にすみ,胎生。セタシジミは形,大きさともヤマトシジミに似るが,殻頂はいっそうふくらんで,卵生。琵琶湖水系特産だが,近年は河口湖諏訪湖等にも移殖されている。いずれも食用みそ汁などにして賞味される。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android