シダレヤナギ(垂柳)(読み)シダレヤナギ(英語表記)Salix babylonica; weeping willow

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シダレヤナギ(垂柳)」の意味・わかりやすい解説

シダレヤナギ(垂柳)
シダレヤナギ
Salix babylonica; weeping willow

ヤナギ科の落葉高木。枝が軟らかく下垂するヤナギ西アジア原産で,日本には古く中国から伝わった。現在では街路庭園堤防などにごく普通に植えられ,単にヤナギというとこの種をさす場合も多い。高さ5~8mあまり,枝は細く,一度立上がってから下垂して独特の樹形をつくる。互生する葉は長さ 10cmあまりでやはり垂れて葉柄には細かな鋸歯が並ぶ。春,新葉とともに黄緑色の短い穂をなして雄花が密生し美しい。

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