シダ砂岩(読み)しださがん(英語表記)Woodwardia sandstone

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シダ砂岩」の意味・わかりやすい解説

シダ砂岩
しださがん
Woodwardia sandstone

北海道石狩炭田の古第三紀層(石狩層群)中の一陸成層。幾春別(いくしゅんべつ)層に含められ、現在は地層名として用いられていない。シダ類化石を多産する帯緑色砂岩層で、広域にわたって追跡できることから、石炭探鉱によい指針となった。コモチシダ類Woodwardiaを特徴的に含むほかトクサゼンマイコウヤワラビコバノイシカグマメシダの各類を産する。

[植村和彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android