シッテム(英語表記)Shittim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シッテム」の意味・わかりやすい解説

シッテム
Shittim

旧約聖書に出てくる死海北東のモアブ平原にあった町アベル・シッテム,またはその周辺の地域をさす。約束の地カナンに向うイスラエルの民がモーセに率いられてここに宿営したが,民はモアブの女に誘惑されてバール神への供犠に加わったとされる (民数記 25,33章) 。この地からヨルダンまではイスラエルの新しい指導者ヨシュアが率いている (ヨシュア記3章) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android