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シドッチ 【Sidotti, Giovanni Battista】

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世界大百科事典 第2版の解説

シドッチ【Giovanni Battista Sidotti】  1668‐1714

イタリア人のカトリック司祭。禁教令下の日本に潜入した最後宣教師。1704年マニラ到着して日本語を学び,08年(宝永5)スペイン船で来日屋久島単身上陸したが直ちに捕らえられ,長崎を経て江戸へ送られ,小石川切支丹屋敷幽閉され5年後に没した。その間,新井白石はシドッチを尋問し,彼から得た世界情勢天文地理などの情報をもとに《西洋紀聞》《采覧異言(さいらんいげん)》などを執筆した。これらは鎖国下の世界知識の源となり,洋学の基となった。


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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

シドッチ Sidotti, Giovanni Battista
 
1668-1714 イタリアの宣教師。
宝永5年(1708)大隅(おおすみ)(鹿児島県)屋久島に上陸。鹿児島藩に捕らえられ,長崎で1年ほど入牢(にゅうろう)。のち江戸におくられ,小石川の切支丹屋敷で新井白石の取り調べをうけ,ヨーロッパ宗教,歴史,天文,地理などを詳述白石著作「采覧異言(さいらんいげん)」「西洋紀聞」の資料となった。正徳(しょうとく)4年10月21日牢死。46歳。シチリア島出身

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(C)Kodansha 2009.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。収録人物のデータは2009年1月20日現在のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シドッチ
Sidotti, Giovanni Battista

[生]1668. シチリア
[没]1714.11.27. 江戸,小石川
イタリア人イエズス会士東洋キリスト教伝道を企て,1704年マニラに渡り日本語を習得。宝永5 (1708) 年鎖国下の日本に伝道を企て,屋久島 (鹿児島県) に上陸,島人の通報により捕えられ,長崎を経て江戸に送られ,小石川宗門改所に監禁された。

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大辞林 第三版の解説

シドッチ【Giovanni Battista Sidotti】
 
(1668~1715) イタリアのイエズス会士。禁教令下の日本に潜入した最後の宣教師。1708年,屋久島に上陸,捕らえられ江戸で牢死。新井白石の「西洋紀聞」「采覧異言」は,彼を尋問した際に得た知識をもとにまとめられたもの。シローテ。


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デジタル大辞泉の解説

シドッチ 【Giovanni Battista Sidotti】
 
[1668~1715]イタリアのイエズス会士。宝永5年(1708)布教のため来日。捕らえられて江戸に送られ、新井白石の尋問を受けた。白石の「采覧異言(さいらんいげん)」「西洋紀聞」はこの尋問をもとに著されたもの。シローテ

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百科事典マイペディアの解説

シドッチ

イタリアのシチリア島生れのイエズス会士。鎖国下の日本布教を志し,1708年マニラから屋久島に上陸,直ちに逮捕され,長崎での取調べののち江戸に送られた。彼を尋問して新井白石は《西洋紀聞》《采覧異言》などを著した。 (1668-1714)
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世界大百科事典内のシドッチの言及

【新井白石】より
… 白石は朱子学派に属するが,漢籍ばかりでなく日本の文献にも豊かな知識をもち,それに合理的・実証的見解を加えたところに独自性がある。歴史では各大名家の事跡を系譜的に述べた《藩翰譜》,摂関政治から家康制覇に至る間の政治の変転を論じた《読史余論》,神話に合理的解釈を試みた《古史通》があり,地誌には蝦夷地,琉球の最初の地誌というべき《蝦夷志》《南島志》《琉球国事略》のほか,イタリア人宣教師シドッチの尋問によって得た知識に基づく《西洋紀聞》《采覧異言》は,鎖国下に世界事情を紹介した著書として早期に属する。彼は言語・文字の研究でも先駆者で,《東雅》は国語の名詞の語源とその変遷の考証,《東音譜》は五十音の音韻の研究,《同文通考》は漢字の起源と日本の神代文字,かな,国字などを論じた著述である。…
※「シドッチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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