シノグロッサム(読み)しのぐろっさむ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シノグロッサム」の意味・わかりやすい解説

シノグロッサム
しのぐろっさむ
[学] Cynoglossum amabile Stapf et Drumm.

ムラサキ科(APG分類:ムラサキ科)の一年草。中国西南部原産で、シナワスレナグサともいう。ワスレナグサを大形にしたような草姿で、高さ50~60センチメートル。葉は互生し、長楕円(ちょうだえん)状披針(ひしん)形。6~7月、扁(へん)側生の総状花序をつくり、青色の小花を多数開く。まれに白色花種もある。花壇用として群植すると美しく、切り花にも向く。通常、9月ころ播種(はしゅ)するが、寒地では春播(ま)きでもよい。小苗は移植可能であるが、大きくなると移植は困難である。耐寒性は強い。

[柳 宗民 2021年7月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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