シャストリ(英語表記)Sastri, K. A. Nilakanta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャストリ」の意味・わかりやすい解説

シャストリ
Sastri, K. A. Nilakanta

[生]1892.8.12. インドティルネルベリ
[没]1975.6.
インドの歴史家。マドラス大学を卒業後,数年間各地で教師をしたが,1918年にワーラーナシ大学の教授となり,次いで 29~47年までマドラス大学の歴史学教授をつとめた。この間,パーンディヤ朝チョーラ朝ビジャヤナガル王国の歴史について着実にして信頼できる論著を著わし,また若い学者を育成して,南インド史研究に多大な貢献をした。その後はマイソール大学の歴史学科の新設に参加し,57~71年にはユネスコの東南アジア伝統文化研究所所長となった。

シャストリ
Shastri, Lal Bahadur

[生]1904.10.2. ウッタルプラデーシュ,ムガルサライ
[没]1966.1.11. タシケント
インドの政治家。少年時代から不服従運動に参加。インド独立後,51年国民会議派の書記長に選ばれて,中央政界に登場。 52年中央政府鉄道運輸相,次いで商工相,内相を歴任。 64年 J.ネルー首相死亡のあとをうけて第2代首相となった。インド=パキスタン紛争収拾のため,ソ連の A.N.コスイギン首相の仲介で行われたタシケントの首脳会談出席タシケント宣言に調印後,心臓発作のため同地で没した。

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