シャンラオ(上饒)地区(読み)シャンラオ(英語表記)Shangrao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャンラオ(上饒)地区」の意味・わかりやすい解説

シャンラオ(上饒)〔地区〕
シャンラオ
Shangrao

中国華東地方,チヤンシー (江西) 省北東部の地区。行政中心地のシャンラオ市のほかユイシャン (玉山) 県など 11県から成る。大部分はウーイーシャン (武夷山) 山脈,ホワイユイシャン (懐玉山) 山脈などの丘陵山地で,ポーヤン (鄱陽) 湖に注ぐシン (信) 江とポー (鄱) 江が西流する。西部にはポーヤン湖平原が開ける。平原と盆地谷底では水稲,丘陵地ではアサ,カラムシ,茶の栽培が盛ん。特に北部のウーユワン県はウーリュー茶の産地として有名。地下資源はホンフォン (横峰) 県の鉄と石炭,ユイシャン県の鉄,トーシン (徳興) 県の銅などがある。工業はシャンラオ市を中心とし,各県に農機具,化学肥料,電機などの工場がある。チョーカン (浙 贛) 鉄道が南部を通る。人口 579万 7561 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android