シュタインハイム(読み)しゅたいんはいむ

世界大百科事典(旧版)内のシュタインハイムの言及

【プレ・サピエンス】より

…イギリスのケント州スウォンズクームSwanscombeのミンデル/リス間氷期の地層から出土した後頭骨と左右頭頂骨の形態がフォンテシュバード人によく似ているところから,バロアはこの両者をプレ・サピエンスとしている。またドイツのシュタインハイムSteinheimのミンデル/リス間氷期の地層から出た完全な頭蓋もこの一群に入れられている。しかし,その後C.L.ブレースやW.ハウエルズなど多くの人類学者は,プレ・サピエンスの頭高が低く,骨壁が厚く,最大後頭幅が広いなどその原始的形態に注目し,プレ・サピエンスの一群をプレ・ネアンデルタールと同一視し,プレ・サピエンス説に反対している。…

※「シュタインハイム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android