シュタケ(朱茸)(読み)シュタケ(英語表記)Trametes cinnabarina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュタケ(朱茸)」の意味・わかりやすい解説

シュタケ(朱茸)
シュタケ
Trametes cinnabarina

担子菌類ヒダナシタケ目サルノコシカケ科。広葉樹の枯れ木などにつく。普通は幹や枝に水平につくので半円形になる。しかし傘は肉厚で1~2cm,直径は7~10cmほどのものが多く,ときに1~2cm,または 20cm近いものもある。色は朱色であるが古いものはあせてほとんど白くなる。ヒイロタケによく似ているが,本種は北方系の菌で日本では山地に産し,傘が盛上がって厚いことと傘の裏にみられる管孔 (胞子の出る孔) が大きくて肉眼でも見られる点で区別される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android