シュバレー(英語表記)Claude Chevalley

改訂新版 世界大百科事典 「シュバレー」の意味・わかりやすい解説

シュバレー
Claude Chevalley
生没年:1909-

フランス数学者。第2次世界大戦前後はアメリカプリンストンの高等研究所の所員であり,その間1953年秋から約1年間名古屋大学に滞在していたこともあるが,その他の大部分の活動はパリ大学でなされた。業績整数論類体論証明の簡易化を含む),代数幾何学(新しい理論構成の提唱を含む),代数群論(リー群論についての業績を含む)など,広い意味の代数学の中で多様である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のシュバレーの言及

【類体論】より

…これは種々の相互法則を含むものであり,一般相互法則と呼ばれている。その後も,シュバレーC.Chevalley(1909‐ ),エルブランJ.Herbrand(1908‐32),H.ハッセらによる証明の簡易化や算術化,中山正(1912‐64),アルティン,テートJ.T.Tate(1925‐ )らによるコホモロジー論の応用などにより,豊富な内容を含む理論となった。【斎藤 裕】。…

※「シュバレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android