シュレンクノッチング(英語表記)Albert von Schrenk-Notzing

改訂新版 世界大百科事典 「シュレンクノッチング」の意味・わかりやすい解説

シュレンク・ノッチング
Albert von Schrenk-Notzing
生没年:1862-1929

ドイツの神経科医。オルデンブルクに生まれ,ミュンヘンで没。ドイツにおける初期の催眠術研究家の一人で,1886年以来超心理学的現象,とりわけテレパシー霊媒の研究に従事,世紀末の著名な霊媒E.パラディーノをはじめとする数々の霊媒を臨床実験した。なかでも霊媒W.シュナイダーによる実験(1922)は,後にこの実験集会に参加した作家T.マンの短編《マーリオと魔術師》(1930)に再現された。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android