ショベル形切歯(読み)ショベルがたせっし(英語表記)shovel-shaped incisor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ショベル形切歯」の意味・わかりやすい解説

ショベル形切歯
ショベルがたせっし
shovel-shaped incisor

ヒト切歯後面両側が中央部より隆起しているものがあり,1870年にミュールライターによってその形からショベル形切歯と名づけられた。出現頻度は,アメリカインディアンエスキモーなどを含んだモンゴロイドに高く (70%以上) ,その人種的特徴であるといわれる。ポリネシア諸島人は中程度 (30~40%) であり,白人黒人では少い (20%以下) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android