シラタマノキ(白玉の木)(読み)シラタマノキ(英語表記)Gaultheria miqueliana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シラタマノキ(白玉の木)
シラタマノキ
Gaultheria miqueliana

ツツジ科の常緑小低木。本州中部以北から北海道にかけて,高山の乾燥地に分布する。地下茎を伸ばし地上部は高さ約 20cmとなる。葉は互生し,楕円形で長さ約 2cm,つやがあり厚い。7月頃,枝先に白色壺状の花を総状につける。おしべは 10本,葯 (やく) の先に4本の細い突起がある。果実蒴果であるが,大きく生長して球状になった白色多肉の萼に包まれる。これをつぶすとメントールのような臭いがある。同属の果実の赤いアカモノに対して,これをシロモノと呼ぶこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android