シロヨモギ(読み)しろよもぎ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シロヨモギ」の意味・わかりやすい解説

シロヨモギ
しろよもぎ / 白蓬
[学] Artemisia stelleriana Besser

キク科(APG分類:キク科)の多年草。花をつけない茎は根出葉状に葉を群生し、全体に純白色の短い綿毛を密生する。8~10月、花茎を伸長し、狭い円錐(えんすい)花序をつける。頭花も白い綿毛に覆われる。日当りのよい海岸の砂地に生え、茨城県、新潟県以北の本州北海道、オホーツク海沿岸地方に分布する。名は全草が白いことによる。

[小山博滋 2022年2月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android