日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
シンプソン(George Gaylord Simpson)
しんぷそん
George Gaylord Simpson
(1902―1984)
アメリカの古生物学者。1923年エール大学を卒業してヨーロッパへ留学。帰国後、1942年アメリカ自然史博物館で化石哺乳(ほにゅう)類の管理官となる。1944年コロンビア大学の地質古生物学部長、1945年同大学古生物学教授となり、1959~1969年ハーバード大学教授を務めた。北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカの多数の資料について、化石哺乳類の研究をし貴重な貢献をなした。系統分類や生物進化について多くの著作を書き、進化速度や進化相関に関する考えを示した。
[小畠郁生]
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