シン・セン・おおがま(漢字)

普及版 字通 の解説


18画

[字音] シン・セン
[字訓] おおがま

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(しん)。〔説文〕三下に「大いなる(ふ)(釜)なり」とし、「一に曰く、鼎、大上小下、(そう)(こしき)の(ごと)くなるをと曰ふ。~讀みて岑(しん)の(ごと)くす」といい、籀文(ちゆうぶん)の字形をあげる。下部は鬲、上部は円鼎の形でやや斂口、蓋のある烹炊の器である。〔方言、五〕に「、關よりして東にては之れを(げん)と謂ひ、或いは之れをと謂ふ」とあって、こしきの意とする。

[訓義]
1. おおがま、鬲に似た鼎形の器。
2. こしき。

[古辞書の訓]
字鏡集 カナヘ

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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