シ・イ・えだがわ・きし(漢字)

普及版 字通 の解説


6画

[字音] シ・イ
[字訓] えだがわ・きし

[説文解字]

[字形] 形声
声符は巳(し)。巳は蛇の形。〔説文〕十一上に「水別れて復(ま)た水に入るなり」とあり、枝川がまた本流にもどる意とする。巳は蛇の身を巻く形であるから、その形によって名をえたものであろう。洪水などで流し、そのまま溜り水となったものをもいう。〔説文〕に「一に曰く、は窮(きゆうとく)なり」とみえる。〔詩、召南、江有〕はを発想とするものであるが、「われても末に」の意を含めたものであろう。と通用することがある。

[訓義]
1. えだがわ、本流にもどるもの。
2. 水溜り、池。
3. と通じ、きし、ほとり。
4. 川の名。

[古辞書の訓]
名義抄 ヒロシ・トシ・シルシ・カハコトニ・ウカブ 〔立〕 アマネシ・ニゴル・アマココシ・シルシ・ウカブ・カワベニ

[語系]
zidziは声義近く、通用することがある。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android