ジェームソン侵攻事件(読み)ジェームソンしんこうじけん(英語表記)Jameson Raid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジェームソン侵攻事件」の意味・わかりやすい解説

ジェームソン侵攻事件
ジェームソンしんこうじけん
Jameson Raid

1895年 12月 29日,ケープ植民地首相 C.ローズの友人で,医者であったレアンダー・スター・ジェームソンが,ローズの内意を受けてボーア人の国ヨハネスブルクのイギリス系住民の援助口実にトランスバール政府を倒す目的で,同国内に武装集団を率いて侵入した事件。翌年1月,ジェームソンはボーア軍に降伏裁判のためイギリスに送還された。この事件のためローズはケープ植民地首相を辞任南アフリカ戦争前哨戦として知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android