ジュノー(アメリカ合衆国)(読み)じゅのー(英語表記)Juneau

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ジュノー(アメリカ合衆国)
じゅのー
Juneau

アメリカ合衆国アラスカ州南東部の不凍港を有する港湾都市で、同州の州都。人口3万0711(2000)。面積(8050平方キロメートル)は合衆国の都市中最大。交通の要地、交易の中心地として繁栄する。漁業が主要産業の一つで、サケ、ヒラメ漁が盛んであり、これら水産物の加工工場も多い。製材業、観光業も重要である。1880年にJ・ジュノーが近くのロバーツ山で金鉱脈を発見してから金の町として発展した。アラスカ・ジュノー金鉱山は当時採掘量世界最大を誇ったが、1944年以来閉鎖されている。1912年にアラスカ準州の州都となり、アラスカが州に昇格した59年、引き続き州都となる。市内から20キロメートルの所にメンデンホールの大氷河がある。また、州の歴史、エスキモー、アメリカ・インディアンの展示物が多い州立博物館も興味深い

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android