スコットランド併合(読み)すこっとらんどへいごう

世界大百科事典(旧版)内のスコットランド併合の言及

【アン女王】より

…トーリー政権が安定すると,11年,庶民院議員への立候補者の財産資格を厳しくし,年地代収入が州選挙区で600ポンド,都市選挙区で300ポンドとしたり,非国教徒の抑圧をはかったりした。 しかし,女王の治世で最大の事件は1707年のスコットランド併合であった。1603年にジェームズ6世がイングランド王位を兼ねて以来,イングランドといわゆる同君連合を形成していたスコットランドでは,名誉革命でジェームズ2世が追放されたことに不満が強く,89年にはウィリアム3世への反乱さえ起こったが,結局鎮圧され,女王の即位とともに両国議会が合同に同意,スコットランドは貴族院議席16,庶民院議席45を割り当てられ,1707年グレート・ブリテン連合王国(たんにグレート・ブリテンとよぶことが多い)が成立した。…

※「スコットランド併合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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