ススキノキ(読み)すすきのき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ススキノキ」の意味・わかりやすい解説

ススキノキ
すすきのき
[学] Xanthorrhoea

ユリ科(APG分類:ススキノキ科)の多年草。オーストラリアに29種分布。代表種のプレイシシイX. preisisii Endl.は高さ1.5メートル、頂部に葉を密生し、葉は長線形で長さ0.6~1.2メートル。葉のとれた跡がソテツの幹のように木質化する。茎頂に長さ1メートル、円筒形穂状花序をつける。名は全体がススキに似ることによるが原産地ではブラックボーイ・グラスツリーblack boy grass treeとよぶ。川砂を主体とした用土に植え、日によく当てる。冬季は5℃以上で育てる。

[坂梨一郎 2019年1月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android