ストック・フロー比率(読み)ストック・フローひりつ(英語表記)stock-flow ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ストック・フロー比率」の意味・わかりやすい解説

ストック・フロー比率
ストック・フローひりつ
stock-flow ratio

経済量には国民総生産 GNP,消費量,生産量などのフロー量と,資産残高,マネーサプライなどのストック量とがある。そうしたストックのフローに対する比率のうち,最もマクロ的にみたものが国民総資産・GNP比率や国富・GNP比率であり,経済全体がストック化しているかどうかを評価する場合などに用いられる。また家計部門に限れば家計純資産・家計収入比率など,さらに企業部門については売上高・総資本比率 (資本回転率) などが考えられる。生産に関しては,従来から資本・産出量比率 (資本係数) が用いられることが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android