日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ストヤーノフ(Lyudmil Stoyanov)すとやーのふЛюдмил Стоянов/Lyudmil Stoyanov(1886―1973) ブルガリアの作家。本名ゲオルギ・ストヤーノフ・ズラタレフ。教師だった父が解放運動をして追われたため正規の教育を受けられなかった。バルカン戦争、第一次世界大戦に従軍。初め象徴主義的な詩を書いていたが、のちリアリズムに移り、ロシア文学を紹介しながら反戦思想の手記『コレラ』(1935)、喜劇『狼(おおかみ)が羊の群を守る』(1936)、長編『戦争』(1973)などを書いた。ディミトロフ賞受賞者。[真木三三子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例