ストロンチウム九十(読み)ストロンチウムきゅうじゅう

精選版 日本国語大辞典 「ストロンチウム九十」の意味・読み・例文・類語

ストロンチウム‐きゅうじゅう‥キウジフ【ストロンチウム九十】

  1. 〘 名詞 〙 ストロンチウム人工放射性同位体。質量数九〇。原子炉原子爆弾水素爆弾などによる核分裂の際に生じる。半減期二八・八年でβ(ベータ)線を放出してイットリウム九〇に崩壊する。化学的な性質カルシウムに似ているので、空気飲食物などから人体にはいると骨に集まり蓄積され非常に有害となる。β線源トレーサー・放射能標準などに用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android