ストークス(動粘度の単位)(読み)すとーくす(英語表記)stokes

翻訳|stokes

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ストークス(動粘度の単位)
すとーくす
stokes

動粘度単位記号St。動粘度(あるいは運動粘性係数)は、流体の運動を理論的に扱うときに用いられる係数で、流体の粘度を密度で除した形で表される。粘度の単位はグラム毎秒毎センチメートル(g/s・cm)であるから、動粘度の単位は平方センチメートル毎秒(cm2/s)になる。国際単位系(SI)での動粘度の単位は平方メートル毎秒(m2/s)である。名称はイギリスの物理学者G・ストークスにちなむ。現在では、ストークスはCGS単位系に属する非SI単位とされている。

[小泉袈裟勝・今井秀孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android