スパイウエア(英語表記)Spyware

デジタル大辞泉 「スパイウエア」の意味・読み・例文・類語

スパイウエア(spyware)

コンピューター利用者が気づかないうちに、コンピューター内の個人情報などを収集し、インターネットに送信するプログラム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

パソコンで困ったときに開く本 「スパイウエア」の解説

スパイウエア

ソフトの操作内容やキー入力した文字などをユーザーに隠れて送信する、文字通りスパイのようなプログラムのことです。ウイルス一種として、クレジットカード番号や、ユーザーIDパスワード組み合わせなどを盗み出すのに使われます。また、通常のソフトでも、ユーザーの利用状況を自動的に送信するプログラムが含まれる場合、それを「スパイウエア」と呼ぶことがあります。この場合、ソフトのインストール時などに表示される「利用条件」などに断り書きがあるのが一般的ですが、気が付かないことも多いです。なお、クッキーもスパイウエアのように使われることがあります。
⇨Windows Defender
クッキー、トロイ木馬

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

知恵蔵 「スパイウエア」の解説

スパイウエア

利用者によるパソコンの使用状況を監視し、利用者に内緒外部データを送信するプログラムの総称。利用者のキー入力を記録し、ユーザーIDやパスワードを盗み出そうとする「キーロガー」のように、完全に犯罪目的のものもあるが、ウェブサイトに表示する広告を最適化するなどの目的で、利用者のアクセスしたウェブサイトのURLを記録する「トラッキングクッキー」のように、グレーゾーンのものが多い。そのため、ウイルスとは区別される。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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