世界大百科事典(旧版)内のスペクチノマイシンの言及
【化学療法】より
…そうした努力のなかで多くの薬剤が発見され,合成されてきたが,これらは大別すると抗生物質,その半合成誘導体,化学的合成品となる(表,表(つづき))。細菌に対する薬剤にしても,その作用域はテトラサイクリンのようにきわめて広いものや,ポリミキシンのように狭いものもあり,また広くても特定の感染症にのみ使用するリファンピシン(結核)やスペクチノマイシン(淋病)のような薬剤もある。結核菌や真菌(カビ)に対する化学療法剤は一般にこれらに特異的に働くものが多く,原虫・寄生虫に対する化学療法剤はほとんど他とは共通性のない合成品である。…
※「スペクチノマイシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」