スライマン-トー聖山(読み)スライマントーせいざん

世界遺産詳解 「スライマン-トー聖山」の解説

スライマントーせいざん【スライマン-トー聖山】

2009年に登録されたキルギスの世界遺産(文化遺産)。南西部にある同国第2の都市、オシュ州オシュ市に位置する。同市はシルクロードの中継地として東西をつないだ要衝で、オアシス都市として繁栄した。この山は、イスラム教が入る以前から聖山として崇められてきた。また、古代祭礼が行われた場所で、紀元前3000年の岩画が描かれた洞窟群、古代の道、中世に再建されたモスクなどがある。現在も、中央アジアのイスラム教徒の重要な巡礼地とされている。◇英名はSuliaman-Too Sacred Mountain。スライマン-トーは、キルギス語で「スライマン山」。スライマンは、コーランに出てくる「聖人」。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android