百科事典マイペディア 「セイボウ(青蜂)」の意味・わかりやすい解説 セイボウ(青蜂)【セイボウ】 膜翅(まくし)目セイボウ科の昆虫の総称。その1種オオセイボウは体長16mm内外,紫藍(しらん)色ないし青藍色に輝く。ヨーロッパ南部,アフリカ,アジアに広く分布。雌は営巣中のトックリバチ類の巣中に産卵,幼虫は寄主とその餌として集められたガの幼虫などを食べる。成虫は8〜9月に発生。セイボウ科は他に日本には数十種あり,赤,青,緑,紫など金属光沢が強い美しい種類ばかりで,単独生活をするハチ類の巣に寄生することが多いがイラガの繭に寄生する例外もある。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報