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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…目標点を視準する小型望遠鏡を,鉛直,水平の2軸方式で目的の方向に向けることができ,その方向を水平目盛盤,鉛直目盛盤で読み取る構造になっている。望遠鏡を水平軸のまわりに自由にまわすことができるものをトランシット,下側でつかえるため望遠鏡が真上を向かないものをセオドライトtheodoliteと呼び分けていたこともあった。また,日本工業規格(JIS)では,角度目盛を読みとる方法が拡大鏡とバーニヤなどによるものをトランシット,測微計で光学的に拡大するものをセオドライトと区分している。…
…この時代には地理学的発展,航海術の進歩に伴い,地図や測量データへの要求が一段と強まった。1530年ころにはオランダで現在の巻尺の元となった測量鎖が初めて用いられ,1600年ころには水平角測定装置が開発され,このような装置に初めてセオドライトtheodoliteの名称が記されている。平板測量器具はヘンマ・フリシウスRegnier Gemma Frisius(1508‐55)により発明されたといわれ,それがプレトリウスJohann Praetorius(1537‐1616)により広められた。…
※「セオドライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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