セスタテルペン

化学辞典 第2版 「セスタテルペン」の解説

セスタテルペン
セスタテルペン
sesterterpene

25個の炭素原子をもつテルペン類の総称.イソプレン5分子が頭と尾で連結した (C5H8)5 に相当するゲラニルファルネソールに由来すると考えられる.ゲラニルファルネソール,オフィオボリン,ガスカルジン酸(gascardic acid)などが知られている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のセスタテルペンの言及

【テルペン】より

… n=2にあたる炭化水素C10H16はモノテルペンmonoterpeneと呼ばれ,精油の主成分はこのモノテルペンおよびその含水素誘導体であるため,狭義のテルペンといえばモノテルペンをさす。天然にはnが3以上のテルペンも知られており,n=3をセスキテルペンsesquiterpene,n=4をジテルペンditerpene,n=5をセスタテルペンsesterterpene,n=6をトリテルペンtriterpeneなどと呼ぶ。n≧8の場合をポリテルペンpolyterpeneと呼ぶことがあり,またイソプレン自身はn=1のヘミテルペンhemiterpeneに属すると考えられる。…

※「セスタテルペン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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