セチルトリメチルアンモニウムブロミド

化学辞典 第2版 の解説

セチルトリメチルアンモニウムブロミド
セチルトリメチルアンモニウムブロミド
cetyltrimethylammonium bromide

hexadecyltrimethylammonium bromide.C19H42BrN(364.45).CH3(CH2)15N(CH3)3Br.略称CTAB.エタノール中でヘキサデシルブロミドとトリメチルアミンとを加熱すると得られる.白色結晶.分解点245 ℃.水,エタノールに可溶有機溶媒に難溶.カチオン界面活性剤,相間移動触媒として,また,繊維の帯電防止・柔軟剤,酸性多糖や核酸沈殿剤として用いられる.毒性がある.[CAS 57-09-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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