セツ・かわらよもぎ(漢字)

普及版 字通 の解説


17画

[字音] セツ
[字訓] かわらよもぎ

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
字はもと(せつ)声に従う。〔説文〕一下に「艸なり」として草名をあげないが、「(らいこう)」とよばれるかわらよもぎ。周代に、山東侯の国があったが、金文にその字をに作る。(げつ)は懸肉の象で肉(しにく)(祭肉)。軍を分遣するとき、その肉を辛(刀)で切り頒かつので、もと治(がいち)を意味する字であった。草名とするのは別義であろう。

[訓義]
1. かわらよもぎ。
2. はますげ、
3. 周代の侯の国、のち姓に用いる。

[古辞書の訓]
字鏡集 ヒコバユ・キワタ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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