セツ・のむ・すする(漢字)

普及版 字通 の解説


19画

[字音] セツ
[字訓] のむ・すする

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(せつ)。〔説文〕八下に「(の)むなり」とあり、前条の(いん)に「(すす)るなり」とあって互訓する。は流(りゆうせつ)、すすり飲みする飲みかたで、はそのすすりこむ音である。〔礼記、曲礼上〕に「すること毋(なか)れ」とあって、非礼のこととされた。〔孟子、文公上〕に「粥(かゆ)をりて、面は深」というのは、服喪中のことである。

[訓義]
1. のむ、すする、すすりのむ。
2. のみもの。
3. かゆをすする。

[古辞書の訓]
立〕 モノススル・ス(()ル・スフ・ノム

[語系]
・啜thjiuatは同声。・綴tiuatは糸などを綴連する意。なやみつづけることをtiuatという。・啜はすすりつづけることで、また擬声語である。

[熟語]

[下接語]
・夕・大・熱・餔・流

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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